ふらんす語教室パレコールのぶろぐ

日常をおフランス風にちょこっとアレンジすることで、ワイワイ遊んでしまおう!

村上春樹と外国語とフランス語の勉強とアート。

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外国語を使おうとするとき、日本語表現のニュアンスにこだわるあまり、うまく表現できなくてストレスになることはよくある。ところが、村上春樹氏は日本語だと自分というシステムの中に「いろんな言葉やいろんな表現が、コンテンツとしてぎっしり詰まって」いるため、「自分の中にある感情なり情景なりを文章化」しようとするとクラッシュしてしまうが、外国語だと「言葉や表現が限られるぶん」そういうことがないという。彼曰く「たとえ言葉や表現の数が限られていても、それを効果的に組み合わせることができれば、そのコンビネーションの持って行き方によって、感情表現・意思表現は結構うまくできるものなのだ」。(『職業としての小説家』p.46)はい。覚えられないボキャブラリーの補充にばかり目を向けず、この「組み合わせ」の遊び心を鍛えてほしい。大人のフランス語学習はその意味でお勉強よりアート。絵を描くのにちょっと似ているかもと絵が描けない私は思う。